手をつなぎ、育ち合う。
見ること、積み重ねること。
続いていく、つながっていく。
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手から伝わるこころ
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保育園ですごす時間は、長い人生でもほんのわずか。
子どもたちの今後の人となりを形成する大切な時間のなか、
ここ三重保育園で出会えたのも、きっとなにかのご縁。
そんな貴重な瞬間に立ち会えるのはとても幸せなことです。
だからわたしたちは常に考えます。
子どもたちのために何ができるだろうか―。その答えは龍光寺のお坊さんであり、
小学校の先生でもあった三重保育園の創始者、
哲心せんせいの教えの中にたくさんつまっています。
みんなで仲良く分け合うこと。
わるいことをしたらごめんなさいと言うこと。
いろんなものに興味をもつこと。
絵を描き、歌い、踊り、たくさん遊ぶこと。
なかでも大切にしているのが「手」です。
そっと合わせれば静かな祈りに、
重ねれば勇気がみなぎり、
つなげばあたたかな気持ちに。
ひとりの小さな手ではできないことも、
手と手を合わせれば大きな力になります。
そんなわたしたちの想いを代弁してくれるのが
園庭にどっしりと構える大きなイチョウの木。
おうぎ型の葉っぱをよく見てみると
子どもたちの手のような愛らしい形をしています。
慈悲深い仏さまの大きな大きな手、
惜しみない愛をそそぐ親御さんの手、
子どもたちの成長を見守る保育士の手、
ともに過ごす保育園の仲間たちの手。
たくさんの手に包まれながら、
のびのび成長していくことを願っています。
三重保育園で過ごした思い出が愛情の宝物として
子どもたちのこころに降り積もりますように。もっとくわしく